オリジナルメモ帳が作れる得メモですが、
その基本となるメモ紙は、上質55Kgを採用しています。流通量もさることながらコスト面と使用感、書き心地を考慮しての選択ですが、もう少し厚いのが良い、裏面にも印刷をしたいなどのご要望の場合は、上質70Kgをご希望されるお客様もいらっしゃいます。さらにしっかりとした用紙感を出したいということで、上質90Kgや上質110Kgなどにされる方も。
さらに、再生紙系をご希望の場合や、琥珀や淡クリームキンマリなどの所謂書籍用紙といわれる薄くクリームがかった紙を好まれるお客様もいらっしゃいます。
これらの用紙は基本的には上質系の紙となり、インクが沈む傾向になりますので、ボールペンやサインペン、万年筆、鉛筆など筆記具にこだわらず、安定した書き味と書き心地を実現しています。
インクが沈む傾向にあるため、オリジナルデザインされた内容をオフセット印刷した場合も黒100%で刷った部分も紙に沈むことで真っ黒という仕上がりにはなりません。
黒やその他一般的な色だと、使用感としても問題ないのですが、
「金インク」や「銀インク」をご希望の場合は要注意が必要となります。
金・銀などは光沢感のあるインクなので、コート紙やマットコート紙に印刷するとゴールド感・シルバー感を感じる色味になりますが、上質紙系にこれらインクを載せると沈んでしまい黄土色やグレー色に近い仕上がりになりがちです。
インクと紙の特性上どうしようもないため、事前にお客様にはご説明をさせていただき、「それだったら黒でいこう」とか「それでもよいの金でお願いします」などの選択をしていただいております。
上質系の紙の中でも、黒紙メモだけは銀インクで刷ることでそのクオリティの高さが実現できているケースもあります。
